以前の記事ではアニソンの購入はmusic.jpがなかなかオススメなことを書きましたが、この度ハイレゾを購入したので後日談として音質などをレビューします。
環境
ハイレゾの機器はスマートフォンでSOL26です。単体でハイレゾに対応しており、専用機器を使うことなく再生出来ます。ただし専用のヘッドフォンやスピーカーが必要です。ですが”専用”というのはあくまでメーカー側が販促のために利用している宣伝文句と解釈しているので、スピーカーは通常のものを使用しています。スピーカーは10年程前の機器ですが、Victor製のコンポとセットで5万円以上したのでそれなりの品質はあります。スピーカーはここ数十年は特段の進化は無いという意見が多いので、わざわざ買う必要は無いと考えました。
購入
music.jpではアニソンのハイレゾバージョンの扱いがありますが、決して多くはありません。ちなみに楽曲は【ソルラルBOB(CV:村川梨衣、松井恵理子、相坂優歌、花守ゆみり)】blue moment[LIVE ARRANGE ver.]で結構マニアックです（笑）。購入を考えていた楽曲で偶然発見したので、music.jpでハイレゾを購入、後にiTunesでハイレゾでは無いものを買いました。つまり全く同じ楽曲のハイレゾと通常のものを2曲買って聴き比べました。理由は後述します。
なお、スマートフォンではハイレゾの楽曲は「HR」と表示されます。
音質の検証
最も重要な音質です。幾つか比較しました。
スマートフォンでそのまま再生
スマートフォンに付いている内蔵スピーカーでそのまま再生しました。もちろん内蔵スピーカーはハイレゾに対応していません（笑）。結果は大差無しです。ハイレゾも通常のものも内蔵スピーカーでは当然ながら差は感じられませんでした。
Bluetoothでスピーカーに飛ばして再生
Bluetoothを使用してスピーカー（コンポ）に音を飛ばせる機器
イヤホンジャックに有線で直接差してスピーカーで再生
ちなみにこのオーディオケーブル
ただ！正直、無視出来るレベルです。確かにより良く聴こえるのは間違いありませんが、現在だとmusic.jpでもiTunesでも問題無く聴けるレベルの音質は提供されています。なのでmusic.jpだと74円プラスですが、多く払って購入する価値はあるか！？というのは疑問に感じます。ハイレゾ対応スピーカーや最高品質のスピーカーを使えばそれは違う可能性はありますが、恐らくクラシックや製造工程から徹底的にこだわって作られた音源なら意味はあると思います。アニソンでそこまで求める意味はあるのか・・・楽器が響く余韻の繊細な音を感じたいなど、用途は限定的かなと感じます。
もちろんアニソンは大好きで音質も良いに越したことはありませんが、現在提供されている環境でも十分満足出来る範囲です。
購入後の操作
ハイレゾをmusic.jpで実際に購入した後の転送方法などで分かったことを紹介します。パソコンだとmusic.jpはダウンロードすると本体フォルダに保存されます。
iTunes
iTunesには転送出来ませんでした。ファイル変換されて取りこまれるかな？と考えていたのですが、普通の方法では無理でした。別途アプリケーションを用意すれば出来るかもしれません。ドラッグでも移動は出来ませんでした。iTunesに転送出来なかったので、iTunesで買い直したという顛末です。基本がiPhoneからBluetooth経由のスピーカーで聴くので、iPhoneに保存出来ないと不便だったので。なお、ファイルサイズはiTunesで買った同じ楽曲と比較して6倍近くありました。
Media Go
SONY製品を利用していて便利なのが「Media Go」です。music.jpでダウンロードした楽曲は通常のものと同様に当該アプリを開くと自動で取りこまれていました。ハイレゾに対応しているアプリケーションなので特に問題はありませんでした。関連した内容は以前の記事をご覧ください。
まとめ
筆者としては、しいてハイレゾを選択するほどでは無いと思いました。今回は専用スピーカーを使用していないので不完全ですが、メーカー側の売ることありきの戦略にまんまと乗るのも嫌なので、あえて”ハイレゾ対応スピーカー”を検討することは今後も無いでしょう。
ということでハイレゾは確かに音質は良く聴こえますが、アニソンに関してはあまり意味が無いと感じました。
